ときどき思うことがあります。
やはり文化や背景が違うと、同じ用途のモノでもデザインが異なる、もしくは「ちょっとその発想はなかったな」というケースがあるなぁと。
これは大変興味深いことであり、そして素晴らしいことだと思うわけです。
食べ物でいうと、餃子なんかが分かりやすい例かもしれませんね。
中国でもともと主食として食べられていた餃子はいわゆる「水餃子」なわけですが、戦後に日本に餃子が伝わった際、「焼き餃子」として日本独自の発展をしたんですね。
今回はIKEAのとある商品を紹介するのですが、冒頭の話しのように、日本ではあまりなじみのないようなデザインのものがあったりするので、とても楽しいなと思ったりするんです。
紅茶は好きですか?
わたくしはコーヒー派ではありますが、紅茶も嫌いではないので、たまに嫁さまとティータイムをすることはあります。
その際、コーヒーで使う器具などを流用するので、紅茶専用の器具があるわけではありません。
IKEAで販売されているガラス製ティーポット、「RIKLIG(リークリグ)」(0.6L/1.5L)という商品。
本体のガラスの容器と、大きめの蓋、丸い小さな蓋、茶漉し部分の4パーツと、何の変哲もないポット。
ただ、本体のガラス容器の形がほぼ円筒状なんですよね。
ちょっとした違いではありますが、意外と国内では見かけることがない形だなと感じるわけです。
これ、地味に目を引くデザインだと思うんです。
そして・・・と、いうことはですよ、この商品は「口が広い」ということになりますよね。
それはつまり、「洗いやすい」ことに繋がるわけですね。
ポット本体の口が狭いと洗いにくいというのは、コーヒーの器具でさんざん経験しているので、この辺はなんとなく斬新だなと思いました(笑。
そして蓋も地味に機能性バツグン。
大きめの蓋の真ん中で分離する小さい蓋は茶こし部分をカバーする蓋なので、十分に抽出したらこの小さい蓋だけを取って、茶こしを外して再び蓋をすれば、温度が下がることを防げます。
これもちょっとしたことですが、こういうの大事ですよね。
電子レンジの使用もOK。
冒頭の「ちょっと違う」という視点でIKEA散歩をしていると、結構楽しいので是非みなさんも素敵なアイテムを見つけてみてください!